社長メッセージ

Be a 未来-Creator as Your Partner

 皆様には、日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。ここに当社グループを代表し、ご挨拶申し上げます。

 当連結会計年度における世界経済は、堅調な成長を続けてきた米国も米中貿易摩擦の影響で陰りを見せ始め、中国経済も減速、さらには欧州でも下振れの様相となりました。

 また、年明けからの新型コロナウイルスの感染拡大の影響が世界中の人・モノの動きを停滞させ、さらには収束が見えない中で経済活動を大きく低迷させ始めるなど先行き不透明な状況です。

 堅調な企業収益を背景にした設備投資の増加や雇用の改善によって緩やかな回復が続いていた国内経済も、米中貿易摩擦の影響による輸出の低迷や設備投資の鈍化などで景気の減速が表面化し、また年度後半では国内においても新型コロナウイルスの感染拡大による影響が出始め、先が見通せない状況にあります。

 当社グループの取引に関する業界は、建設関連などの設備需要は好調に推移したものの、半導体製造装置や工作機械などのFA関連の低調が続き、また自動車関連ではADAS(先進運転支援システム)関連は堅調でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大による自動車関連市場の急減速の影響を受け、低調に推移しました。

 一方、本格的に立ち上がったスマートアグリ事業(植物工場)の需要は旺盛であり、好調に推移しました。

 このような状況下、当社グループは、事業環境の変化に適応した顧客価値創造型ビジネスモデルの実践を加速させ、収益性の向上を図るビジョンのもと、既存の中核事業の高付加価値化、成長事業のビジネスモデル確立及び次世代新規ビジネスの創出を目指し、事業活動を進めてまいりました。

 その結果、当社グループの当連結会計年度の業績は、売上高2,300億87百万円(前年同期比4.3%減)、営業利益55億59百万円(前年同期比1.2%減)、経常利益57億58百万円(前年同期比1.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益38億60百万円(前年同期比3.4%増)となりました。

 2020年度においては、感染が収束するまでの一定期間、最終需要が失われ、世界各国の経済活動の水準は低下し、その後の回復ペースも鈍るものと見られます。

 また、当社グループの顧客は、製造業や卸売業、建設関連及び医療関係やサービス業など幅広い業種に及んでおり、その属する業界の需要の低迷や設備投資の減少などにより当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があり、さらには主要仕入先の事業戦略や製品の市場戦略、供給動向などにも影響され、課題の多い環境下にあります。

 こうした中、当社グループは、今年度、新中期経営計画「ICHIGAN 2024」をスタートしました。注力推進分野を環境・安心・安全に掲げ、事業創出会社として新しい価値を創造し続け、サスティナブルな社会の実現に貢献することを目指し、収益力強化を進めてまいります。具体的には、「成長事業のビジネスモデル確立と次世代新規ビジネスの創出」、「基幹中核事業の生産性向上」及び「事業推進基盤の強化」を進め、厳しい環境においても成果を出すべく活動してまいります。

 2020年度の業績の見通しにつきましては、収益力確保に向けた事業活動の加速や経費削減などに引き続き取り組んでまいりますが、業績回復は下期にずれ込むと想定しており、連結売上高2,090億円、営業利益31億円、経常利益31億円、親会社株主に帰属する当期純利益22億円を見込んでおります。

 なお、新型コロナウイルス感染症の経済に対する影響が今後さらに拡大し、長期化した場合には、業績の見通しは変動する可能性があります。

 皆様におかれましては、今後とも変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げます。

正垣信雄

※業績の見通し等の将来に関する記述は、当社が現段階において合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は見通しと異なることがあります。

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